Eclipseとは
Eclipse (http://eclipse.org)は、Javaでプログラムを開発するためのIDE(統合開発環境)と呼ばれるソフトウェアです。もちろん、テキストエディタとJava Compiler(javac)のみでも十分プログラムの開発は行えますが、Eclipseを用いるとより手軽にプログラムの開発が行えるようになります。
Eclipseの主な特徴
- Ctrl+SPACE でコードの補完(最初の数文字を入力すると、残りはタイプしなくても、候補が表示される)機能がある。メソッドの入力が簡便
- また、テンプレート(雛型)機能を用いて、入力の手間を省くことができる
- 表示しているファイルの移動が簡単
- コードのデバッグ機能が充実
- 入力しながら、コードの構文(syntax)エラーがわかるので、開発しやすい
- C/C++用のIDEでここまでできるものは、見受けられない
- JUnitによるテスト機能が統合されている。コードを書いたら即座にテストできる
- カスタマイズ機能が充実
- コードの色づけ、キーコマンドの設定、Emacsキーバインドが使える
Eclipseを起動する
貸し出されたノードPCのデスクトップ上(Win + Dで表示できる)に、eclipseのアイコンがあるはずです。Eclipseを起動したら、workbenchを選択します。
Eclipseで新しいプロジェクトを作成する
File - New - Java Projectの順に選択します。
プロジェクト名を入力します(たとえば、Java2008など)
Finishボタンを押して完了です。
クラスを作成する
プロジェクトの上で右クリック - New - Classを選択
クラス名を入力する。HelloWorld.javaを作りたいなら、HelloWorldと入力して、Finishを押す。
プログラムを入力する
プログラムを打ち込む
Ctrl + S (Ctrlキーを押しながらSを押す)とファイルが保存される。
ファイルの保存場所を確認する
project viewのHelloWorld.javaの上で右クリック - Propertiesを選択。あるいは、テキストを編集中にAlt+Enterを押す。
ファイルがディスク上のどの位置にあるのか表示される。
プログラムを実行する
HelloWorld.javaの上を右クリック(テキストエディタ内でも可)して、 Run As - Java Applicationを選択。
コンソール画面に実行結果が表示される。
コードの誤りを修正する
コードが間違っている位置に赤線が引かれ、エラーがあるとわかる。下の例は行末のセミコロンを忘れている。
エラーの内容は、Problemsタブに表示される。
よくあるミス
プログラム中の記号、セミコロンなどには全角文字は使えません。修正してCtrl+Sで保存後でもエラーが消えない場合、Javaの構文が全角文字で書かれていないか確認するとよいでしょう。
プログラムをデバッグする
Eclipseでは、Javaプログラムの実行を途中で一時停止させ、変数の内容などを確認することができます。プログラムを途中で止める位置をブレークポイントと呼びます。
ブレークポイントを設定する
ソースコードの左側のバーの部分で、ダブルクリックするとブレークポイントを置くことができます。ブレークポイントを消すには、同じ個所をもう一度ダブルクリックします。
デバッグモードでプログラムを実行する
ブレークポイントでプログラムの動作を一時停止させたい場合、プログラムをデバッグモードで実行する必要があります。やり方はプログラムを実行するときとほぼ同じですが、Run Asではなく、Debug As - Java Applicationを選択します。
デバッグ画面
実行後、Debug Perspective(デバッグ用の画面)に移りますか?と聞かれた場合はYesを選択します。ブレークポイントの位置でプログラムの実行が停止します。
ステップ実行
Step-in, Step-Over, Step-Returnなどのボタンを押すと、プログラムの実行を少しずつ進めることができます。
Resumeボタンを押すと、次にブレークポイントにぶつかるまでプログラムを実行しつづけます。停止ボタンで、プログラムの実行を終了します。
変数の値の確認
Variablesのタブで、変数の内容を確認することができます。値に変化のあった変数は、色つきで表示されます。
Perspective(画面モード)の切り替え
Eclipseには、ソースコード編集用のJava Perspective, デバッグ用のDebug Perspectiveなどがあります。これらは画面右上のPerspectiveスイッチで切り替えることができます。
一度起動したプログラムの再実行
一度、上の手順で実行したプログラムは、画面上のボタンから手軽に再実行することができます。
便利なショートカットキー(一部)
Ctrl+F8 Perspectiveの切り替え
Ctrl+F7 Windowの切り替え
Ctrl+S ファイルの保存
Ctrl+M ウィンドウの最大化切り替え。テキストを大きく表示したいときなど

