最初のプログラム
Javaがどのように実行されるかを確認するため、画面上にHello World!と出力するプログラムを作ります。
まず、テキストエディタ(メモ帳など)でHelloWorld.javaというプログラムを作成します。
HelloWorld.java
public class HelloWorld
{
public static void main(String[] args)
{
System.out.println("Hello World!");
}
}
このプログラムでは、HelloWorldというクラス(クラスについては後で説明する)を作成し、その中にmainという名前のメソッド(関数とも言う)を定義しています。public static void main(String[] args)というメソッドは、Javaでは特別な意味を持っていて、プログラムを実行するため入口として用いられます。
System.out.println("文字列");
は、システムの標準出力(out)に、文字列を出力して改行する(println: print line)という意味です。
注意: ファイル名のつけ方
Javaでは、ソースコードのファイル名は、
public class XXXX
{
}
と書かれているXXXXの部分と一致している必要があります。この場合は、XXXX.javaというファイル名にソースコードを保存します。大文字小文字も合わせます。
Javaを使うための環境設定
次に、このJavaプログラムをコンパイル(コンピュータが実行できる形式に変換)します。コンパイルを実行するには、シェル(コマンドを入力するためのインターフェース)を使います。
Windows
コマンドプロンプト(Windowsボタン-すべてのプログラム-アクセサリに含まれます)、あるいはCygwinを開きます。
Mac OS & Linux
Terminalを開きます。
Javacの動作確認
まず、javac (Java Compiler)が使えるかどうか確認します。
C:\Users\leo\java>javac
'javac' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
上のようなメッセージが表示された場合は、Java Development Toolkit (JDK)がインストールされていないか、PATH変数で指定されているフォルダのリストからjavacというプログラムが見つけられない、ということを意味します。
JDKのインストール
演習用のマシンにはすでにJDKがインストールされています。C:\Java\jdk1.5.0_15 など。
javacコマンドは通常、C:\Java\jdk1.5.0_15\binに含まれています。
自宅のマシンにインストールする場合は、SunのJavaのページ http://java.sun.com/ からJDK(注意:JREではありません)をダウンロードしてインストールします。
PATH変数の設定
Windows
Windowsキー+Pauseを押して、「システムの詳細設定」を開きます。詳細設定-環境変数のページを開き、ユーザー環境変数にPATHを追加します。
設定後、コマンドプロンプトなどを一度閉じて、再度開きます。
Windows(cygwin), Mac OS, Linux
$HOME/.profile (zshを使用している場合は、.zprofile) を編集して、以下の記述を追加します。
- cygwin (Windows)での設定例
export JAVA_HOME="/cygdrive/c/Program Files/Java/jdk1.5.0_15"
export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
JAVA_HOMEの部分は、JDKがインストールされているフォルダを指すように変更すること。
> source ~/.profile
確認
javacが使えることを確認します。
C:\Users\leo>javac
使い方: javac <options> <source files>
使用可能なオプションには次のものがあります。
-g すべてのデバッグ情報を生成する
-g:none デバッグ情報を生成しない
-g:{lines,vars,source} いくつかのデバッグ情報だけを生成する
-nowarn 警告を発生させない
-verbose コンパイラの動作についてメッセージを出力する
-deprecation 推奨されない API が使用されているソースの位置を出力
...
上記のように表示されたら準備ができています!
Javaプログラムのコンパイル
プログラムをコンピュータが実行できる形式に変換することをコンパイル(compile)するといいます。
cd (change directory)コマンドで、HelloWorld.javaが保存されているフォルダまで移動します。
たとえば、HelloWorld.javaプログラムが、c:\Users\leo\javaに保存されていたとします。
C:\Users\leo> cd java
C:\Users\leo\java>
コンパイル
C:\Users\leo\java> javac HelloWorld.java
C:\Users\leo\java>
コンパイルが正常に終了すると、HelloWorld.classというファイルができています。
プログラムの実行
C:\Users\leo\java> java HelloWorld
Hello World!
C:\Users\leo\java>
コンパイルエラー
プログラムの構文に誤りがあると、エラーが報告されます。たとえば、以下のソースコードをコンパイルすると、
public class HelloWorld
{
public static void main(String[] args)
{
System.out.println("Hello World!")
}
}
このようなエラーが表示されます。
C:\Users\leo\java>javac HelloWorld.java
HelloWorld.java:6: ';' がありません。
}
^
エラー 1 個
これは、行末にセミコロン(;)を入力し忘れている、というエラーです。セミコロンを追加して、javacコマンドを再度実行しましょう。

